三味線日和

津軽三味線教室【珠の音会】会主澤田成珠(さわだなるみ)のブログです。

» Font Size «

アーカイブ:‘日本文化’

11月
25
栃木

先日、栃木県に行ってきました。

いろは坂、中禅寺湖、華厳滝…小学校の時の修学旅行を思い出しました。湖畔にある弓道発祥の地もお参りしました。最近弓道を初めた生徒さん、試合にも出るようになり、頑張っていることを思いながらお参りしました。

帰りには、足利に寄り道しました。日本最古の大学、足利学校があり、織物、組みひもの伝承館では様々な機織り機を見学しました。時間がなくて、体験できなかったのが残念ですが、コースター作りを体験できるそうです。

途中、錦鯉の博物館がありましたが、休館で残念…目の前の池にアヒルがいたので、しばらく見学していましたが、人懐っこいアヒルで帰りに後追いされ、後ろ髪ひかれる想いで帰ってきました。元気にしてるかなと、気になる今日この頃です。

日曜日は、観劇に行きました。

「Ob-La-Di,Ob-La-Da」の時に、出会った仲間の公演です。

「笑門福来(わらうかどにはふくきたる)」という作品で、中山数基さんが出演しています。

江戸末期、落語家三遊亭圓朝と浮世絵師月岡芳年のお話。幕末の動乱を生き抜いた二人の物語です。

まず、向かいあった客席が面白く、お芝居中も舞台を立体的に感じることができました。小道具にも、驚きの仕掛けが…w(゚o゚)w

中山数基さんは、圓朝の弟子、三遊亭鯉朝の役で出ていました。着物も似合ってましたよ(笑)

11月
19
学校公演

土曜日、学校公演に行ってきました。

あいにくの雨でしたが、会場は熱気につつまれました。

PTAの皆様や先生方にご協力いただき、素敵な「ふれあいコンサート」になりました。

体験コーナーでは津軽三味線を実際にひいていただきました。気持ちの揃った掛け声で津軽三味線の音色も揃っていました。

全員参加のねぶた囃子では、ハネトになり、飛び跳ねるうちに、ついつい熱が入り大きな声が出ていました。

終わった時には汗だくでした。次の日、筋肉痛だったのは私だけでしょうか?(笑)

 昨日は、観劇に行きました。

「Ob-La-Di,Ob-La-Da」の時に、出会った仲間の公演です。

「海と日傘」という作品で、村上貴弘さんと宇野仁美さんが出演しています。

とても良い作品をありがとうございました。日常の中にある幸福、生と死、男と女について描かれています。

余命宣告や何気ない日常の会話、仕草、そして全てが終わり、ふと故人を思い出す瞬間が私の経験や思いと重なり、深い感動がありました。

村上さんと宇野さんは大変重要で難しい役を演じていました。「Ob-La-Di,Ob-La-Da」の時とは違った、シリアスな二人を観たい方は必見です(笑)

『海と日傘』
[作]松田正隆[演出]秋葉滝子
[キャスト]河嶋政規、塩見陽子、久堂秀明、城戸啓佑、村上貴弘、西村めぐみ、宇野仁美

11月16日(金)19:30
11月17日(土)14:0018:00
11月18日(日)14:00

[前売]一般3500円
[当日]一般3800円
下北沢「劇」小劇場
東京都世田谷区北沢2-6-6電話03-3466-0020

10月
9
鎌倉

今日は鎌倉の鶴岡八幡宮に来ています。

剣道をしていた頃から、試合や審査前には鶴岡八幡宮にお参りすることにしています。

今回は大会前に、みんなの道中の無事と気持ちを一つに無事によい演奏ができることを祈願しました。

ちょうど、気持ちを一つにするお守りというのがあり、メンバー全員に配りました。

今日は無事に終え、帰ってこられたことを御礼しに行ってきました。

大会前に、予定していなかったのですが、宝戒寺に行った時に、ご朱印をいただきました。鎌倉地蔵尊巡りの一番札所だったので、霊場巡りをすることにしました。今日はその続きのお寺を巡ってきました。七番まで巡ることができました。すれ違う参拝者の方たちとあいさつや言葉をかわしながら、参道を歩くのは心地好く、お坊様の冗談に笑いながらの旅になりました。

珠の音会の皆さん、まずは合宿、無事に精進できるように祈願してきました。ともに頑張りましょう。

8月
25
お祭り

港南区のお祭りで演奏しました。珠の音会のメンバーとともに45分のステージでした。
木で囲まれた小高い公園の中に大きな櫓が組まれており、沢山の人で賑わっていました。
櫓の下では子供達が楽しそうに駆け回っていましたが、三味線が始まると、三味線を弾く真似をしたり、リズムに合わせて指揮者になったり、そんな姿をみながら、私たちも楽しく演奏できました。
演奏後、記念写真をお願いしたところ、とてもいい写真を撮っていただきました。ありがとうございました。

7月
18
河童淵

 

先日、民話のふるさと、遠野に行ってきました。

柳田國男の「遠野物語」が有名です。カッパや座敷わらし、おしらさま…

昔話村で民話を聴き、博物館で遠野の自然や暮らしについて触れました。

そして…カッパ淵でカッパ釣り…

カッパ釣りにはカッパ捕獲許可証を発行してもらいます。

そして、餌は新鮮なきゅうりを使います。

5月2日から5月6日まで、青森各地で行われる大会に出場しました。
今回は、初日午後からずっと雨に見舞われ、弘前城の桜は、全員が集まった4日には既に葉桜でした。
地元の方のお話では、咲き始めは例年と同じだったのに、2、3日前に急に26度ぐらいまで気温が上昇した日が続いたので散り始めが早かったそうです。桜は開花して2日で満開になるそうです。
初めて参加した会員の人に、満開の桜が見せられず残念でした。でも、お堀は、薄ピンクの花筏となっていました。

珠の音会は<第31回>2012津軽三味線全国大会(弘前市)の団体Bグループ(10人以下の部)に出場し、銀賞に入賞いたしました。

朝一でしたので、皆、半被を着て受付を待っていると、「去年も出ていたね、今年も頑張ってね」などと声をかけてくれる方があり、とても励みになりました。

私は「唄付け」部門に初出場しました。普段は、なかなか唄付けできない歌手の方に唄付けできるのは、とてもよい経験になりました。今後も続けて出場したいと思っております。
翌日、5月5日は五所川原市で行われた<第24回>津 軽三味線全日本金木大会に出場しました。
私は個人の部で入賞いたしました。団体の部では、結果には繋がりませんでしたが、よく揃い、良い演奏ができました。演奏後、全員の表情が明るく、気持ちを共有できた実感がありました。
珠の音会は子供から60代の方まで幅広い年齢層で構成されており、普段は主婦、会社員、公務員など社会の中で活躍しています。世代をこえ、社会的立場をこえて、心を一つに、演奏することに大きな意義があったと実感しております。津軽三味線発祥の地へ行き、風土を感じ、津軽のものを食べ、みんなで過ごした日々は今後の演奏に良い影響があるのではないかと思います。

帰りの日、6日は「みちのく北方漁船博物館」へ北前船を見に行きました。
ライブで、私が造った北前船の本物をみるために立ち寄りました。

ここは、模型から復元された実物大の北前船「みちのく丸」が海に接岸されています。実際に日本海側を走り、実験をしている船です。
館内にはもう一回り小さい模型が展示されており、船の中がどうなっていたか見ることができました。
畳が敷いてあったり、船箪笥があったりと、臨場感のある造りになっていました。

帆立て貝に絵を描くコーナーがあり、記念に制作してきました。

写真を掲載 しますので、ご覧ください。

帰りの飛行機は、茨城での竜巻の影響もあったのか、かなり揺れ、小さい子供たちが泣き続けていましたが、全員無事に羽田に到着しました。


28日に旭区民文化センター「サンハート」にて、【津軽三味線の演奏と語りの世界】津軽三味線ライブ『あいの風』を終演致しました。
当日ご来場下さいましたたくさんのお客様、また、会館のスタッフの方、出演・お手伝いしてくださいました珠の音会メンバーに支えられ、
無事に公演を終えられたこと、この場をお借りして御礼申し上げます。

GW中に青森市、弘前市、五所川原市で行われる津軽三味線の全国大会に出場するメンバーは、明日出発します。
お客様からも「大会頑張ってきてね」と、たくさんの声援をもらいました。
今まで練習して積み上げてきた力を最大限に発揮できるよう、頑張ってきたいと思います。

珠の音会のメンバーはお客様の声援をたくさんいただき、心を一つにいい演奏を心がけることを誓い合いました。目指すは優勝…ですが、結果よりも大切なことを今回のライブで学んだのではないでしょうか。ひとまわり、大きくなった珠の音会を嬉しく、頼もしく感じました。

裏方を支えてくれた、珠の音会の学生さんたちも頑張りました。準備、受付、照明を細かい指示がなくとも、率先して働く姿に感動すら覚えました。立派な社会人になってくれると期待しています。

そして、二俣川サンハートのスタッフの皆さん、丁寧、親切な対応、ありがとうございました。

写真は渡辺みやこさんにお願いしました。舞台で良い表情の瞬間を撮影していただきました。一部を掲載いたします。

みなさん こんばんは、ライブも来週と迫ってまいりました。
北前船の作成ですが、着々と進んでおります。
底ができたら、今度は、床のように木の板を貼っていきます。これも全部自分で測り、切り出します。
今まで、苦労して作った船の底は、この作業で完全に見えなくなってしまいます。
少しせつなく感じます。
しかし、この板を貼っていくと船らしく見えてきます。