三味線日和

津軽三味線教室【珠の音会】会主澤田成珠(さわだなるみ)のブログです。

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10月
9
鎌倉

今日は鎌倉の鶴岡八幡宮に来ています。

剣道をしていた頃から、試合や審査前には鶴岡八幡宮にお参りすることにしています。

今回は大会前に、みんなの道中の無事と気持ちを一つに無事によい演奏ができることを祈願しました。

ちょうど、気持ちを一つにするお守りというのがあり、メンバー全員に配りました。

今日は無事に終え、帰ってこられたことを御礼しに行ってきました。

大会前に、予定していなかったのですが、宝戒寺に行った時に、ご朱印をいただきました。鎌倉地蔵尊巡りの一番札所だったので、霊場巡りをすることにしました。今日はその続きのお寺を巡ってきました。七番まで巡ることができました。すれ違う参拝者の方たちとあいさつや言葉をかわしながら、参道を歩くのは心地好く、お坊様の冗談に笑いながらの旅になりました。

珠の音会の皆さん、まずは合宿、無事に精進できるように祈願してきました。ともに頑張りましょう。

 珠の音会のお稽古がはじまり、生徒一人一人と会うことが楽しみです。仕事で船旅に出ていたため、長いこと会っていないような錯覚に陥ります。
 一人一人の夏休みを聴きながら、三味線の練習の成果も感じられ、嬉しくも、楽しくもあるお稽古です。
 一人一人、成長の見られる生徒さんの中で、曲弾きを自分なりに創ってきた生徒さんがいました。
 たどたどしく、弾く中にも、好きなフレーズをちりばめた曲弾きは個性が見えかくれしていました。うまく行かないところ、悩んだ後が感じられ、一つ一つの音と向き合い、個性を残しつつ、修正していきました。
 悩むこと、考えること、その作業が楽しく、いつか自分らしい、個性豊かな、じょんから節になるのだと思います。
 大きな一歩を感じた、お稽古でした。共に頑張りましょうね。

 

津軽三味線ライブ

演奏の様子

 食中毒防止キャンペーンにおいて珠の音会が演奏を行いました。今回は、屋外での演奏でした。天候を心配しましたが、当日は曇り。ひとまずホッと安心いたしました。

 役員の方の紹介の後に演奏を行いました。
 ところが、演奏に入ったとたん、隠れていた太陽がメラメラ出始め、あれよあれよという間に炎天下に早変わりしました。
 太陽に直撃されながら、全員汗をだくだくかきながらの演奏となりました。演奏の後、冷たいお茶をいただき、ホッと、生き返りました。
 横で弾いていた生徒さんに「先生、演奏中に汗が滝のように流れてましたけど・・・」と言われ、本当に暑かったねと大笑いしました。

 今回の声をかけてくださったお客さんの中に、華響やコミュニティハウスでのボランティアの演奏を聴きにきてくださった方もいらっしゃいました。今後も地域に根差した演奏活動を続けていきたいと改めて思いました。
 主催の港南福祉保健センター並びに港南区食品衛生協会の方には当日の準備から、ぶどうやお花の差し入れをいただいたりと、お気づかいいただきまして本当にありがとうございました。

 皆さん、お肉は十分加熱して、正しくいただきましょう。

7月
23
夏まつり

 夏祭りで珠の音会が津軽三味線の演奏を行いました。
 猛暑も一段落し、過ごしやすく、地元の皆さんのご協力のもと、模擬店は全て自治会の方が行い、とてもアットホームなお祭りでした。
 今回、三味線の演奏他、民謡を唄いました。唄は、車いすの方も手拍子で参加でき、笑顔がこぼれているのが嬉しく、楽しい時を共有することができました。
 この日、近所に住む生徒さんがお母さんに縫ってもらった浴衣で遊びに来てくれました。 「お母さんが縫ってくれた」ととてもうれしそうに話していました。桜の柄に絞りの帯がとっても似合っていました。

 演奏後、みんなで一緒に半被のまま盆踊りに参加しました。手運び、足運びが意外と難しく、大人はこの一連の 動きに翻弄されていましたが、子供の方が柔軟に、上手に踊っていました。盆踊りを踊ったのはとても久しぶりのことです。
 今年は震災があり節電のことなどで自粛する自治体が多いと聞いています。
 こんなときだからこそ、子供も大人も一緒に楽しめる行事を自粛せずに行ってほしいなと、心から思いました。
 今回嬉しかったことがもう一つありました。それは、私たちの演奏を見て手作りの浴衣で遊びに来てくれた子がお母さんに、どうしたら櫓に上がり、一緒に弾けるのか聞いていたそうです。来年、またお祭りで弾く機会があったら、是非、一緒の舞台で弾きたいですね。櫓に上がる、大人の姿をみて、憧れる。そして目標になる。そんな、当たり前のような、でも失いかけている、日本の伝統を感じました。

 珠の音会は日本の伝統を大切に、半纏にこめられた絆を感じながら、成長していけたらと思いました。

 夏のお祭り、盆踊り、今までと一味違う素敵な思い出になりました。

 今年も澤田流の昇伝試験の合格者を出すことができました。
 珠の音会では、毎年【お祝いの会】と称し、授与式を行い皆で会食をする会を設けています。今年も会員と一緒にお互いの成長を祝いながら、おいしくお料理をいただきました。

 毎年、昇伝者の中から代表で口上を述べてもらっています。今年の代表者はだいぶ緊張していましたが、津軽三味線を通じて、精神的にも成長していく姿が感じられ、とても嬉しい瞬間でした。

 今回は新横浜にあるプリンスホテル内の中華料理店で行いました。

 コックさんがペキンダックを目の前でお皿に盛りつけてくれました。
 子供が、じっとペキンダックを凝視しているので、「すごいねえ」と声をかけると、
「まだ切るのかな?早く肉 が食べたい!!」と言ったそうです。
 あんまりにも凝視してる様子を見ながら、皆で、「ここに肉食系女子がいる!」と大笑いしました。後半、座っていることに飽きてきた子供たちが箸袋で鶴を折り始めました。みんなから箸袋をもらい、10羽以上鶴を作っていたのではないでしょうか。ふくよかな鶴からスリムな鶴まで同じ鶴でも個性豊かです。

 子供から大人まで、一緒に笑って、おしゃべりして、お互いの成長を喜び合う。
来年もこのような会がひらけたら良いな、と心から思いました。