三味線日和

津軽三味線教室【珠の音会】会主澤田成珠(さわだなるみ)のブログです。

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アーカイブ:‘三味線’

久々の更新です。

今日は福島に演奏に来ています。

緑がいっぱいで、ご飯もおいしく、桧風呂の温泉に入りました。

お呼びいただいた、お客様ありがとうございました。ステージを盛り上げていただいたお蔭様で気持ち良く演奏できました。

明日も朝一で、演奏します。何やら、アトラクションがあるようで、皆さん夜遅くまで、熱心に練習していたようです。(女装の男性ハワイアンダンサーが…出演するとか…)先程まで、ハワイアンの音楽とともに、爆笑が聴こえていました(笑)楽しみです。

5月2日から5月6日まで、青森各地で行われる大会に出場しました。
今回は、初日午後からずっと雨に見舞われ、弘前城の桜は、全員が集まった4日には既に葉桜でした。
地元の方のお話では、咲き始めは例年と同じだったのに、2、3日前に急に26度ぐらいまで気温が上昇した日が続いたので散り始めが早かったそうです。桜は開花して2日で満開になるそうです。
初めて参加した会員の人に、満開の桜が見せられず残念でした。でも、お堀は、薄ピンクの花筏となっていました。

珠の音会は<第31回>2012津軽三味線全国大会(弘前市)の団体Bグループ(10人以下の部)に出場し、銀賞に入賞いたしました。

朝一でしたので、皆、半被を着て受付を待っていると、「去年も出ていたね、今年も頑張ってね」などと声をかけてくれる方があり、とても励みになりました。

私は「唄付け」部門に初出場しました。普段は、なかなか唄付けできない歌手の方に唄付けできるのは、とてもよい経験になりました。今後も続けて出場したいと思っております。
翌日、5月5日は五所川原市で行われた<第24回>津 軽三味線全日本金木大会に出場しました。
私は個人の部で入賞いたしました。団体の部では、結果には繋がりませんでしたが、よく揃い、良い演奏ができました。演奏後、全員の表情が明るく、気持ちを共有できた実感がありました。
珠の音会は子供から60代の方まで幅広い年齢層で構成されており、普段は主婦、会社員、公務員など社会の中で活躍しています。世代をこえ、社会的立場をこえて、心を一つに、演奏することに大きな意義があったと実感しております。津軽三味線発祥の地へ行き、風土を感じ、津軽のものを食べ、みんなで過ごした日々は今後の演奏に良い影響があるのではないかと思います。

帰りの日、6日は「みちのく北方漁船博物館」へ北前船を見に行きました。
ライブで、私が造った北前船の本物をみるために立ち寄りました。

ここは、模型から復元された実物大の北前船「みちのく丸」が海に接岸されています。実際に日本海側を走り、実験をしている船です。
館内にはもう一回り小さい模型が展示されており、船の中がどうなっていたか見ることができました。
畳が敷いてあったり、船箪笥があったりと、臨場感のある造りになっていました。

帆立て貝に絵を描くコーナーがあり、記念に制作してきました。

写真を掲載 しますので、ご覧ください。

帰りの飛行機は、茨城での竜巻の影響もあったのか、かなり揺れ、小さい子供たちが泣き続けていましたが、全員無事に羽田に到着しました。


28日に旭区民文化センター「サンハート」にて、【津軽三味線の演奏と語りの世界】津軽三味線ライブ『あいの風』を終演致しました。
当日ご来場下さいましたたくさんのお客様、また、会館のスタッフの方、出演・お手伝いしてくださいました珠の音会メンバーに支えられ、
無事に公演を終えられたこと、この場をお借りして御礼申し上げます。

GW中に青森市、弘前市、五所川原市で行われる津軽三味線の全国大会に出場するメンバーは、明日出発します。
お客様からも「大会頑張ってきてね」と、たくさんの声援をもらいました。
今まで練習して積み上げてきた力を最大限に発揮できるよう、頑張ってきたいと思います。

珠の音会のメンバーはお客様の声援をたくさんいただき、心を一つにいい演奏を心がけることを誓い合いました。目指すは優勝…ですが、結果よりも大切なことを今回のライブで学んだのではないでしょうか。ひとまわり、大きくなった珠の音会を嬉しく、頼もしく感じました。

裏方を支えてくれた、珠の音会の学生さんたちも頑張りました。準備、受付、照明を細かい指示がなくとも、率先して働く姿に感動すら覚えました。立派な社会人になってくれると期待しています。

そして、二俣川サンハートのスタッフの皆さん、丁寧、親切な対応、ありがとうございました。

写真は渡辺みやこさんにお願いしました。舞台で良い表情の瞬間を撮影していただきました。一部を掲載いたします。

だんだんと船らしくなってきました。
次は、鎧戸のような側面に細い釘を打っていきます。
先をニッパーで数ミリ切り落とし、0.3ミリのドリルで開けた穴に釘を刺し、ラジオペンチで押さえながら、金づちで打ちつけていきます。とても繊細で、大変な作業ですが、100本ほど打ちつけていると、慣れてきました。全部で、約450本ほど打ったと思います。

4月
8
昇伝試験

 今日は昇伝試験がありました。

いつもとは違う緊張感の中、皆さんよく弾けていました。それぞれの成長がみられ、私にとっては嬉しい瞬間でした。

 試験後は、桜を楽しみながらのランチをとり、三味線談義に花が咲きました。

結果が楽しみですね。

4月1日は、日比谷の大会がありました。私、成音共々出場しました。沢山の声援ありがとうございました。応援してくださる声はとても心強く、嬉しく感じます。 日比谷公園の桜はまだ一部咲き程度でした。満開までは数日かかりそうです。

大会の合間に日比谷公会堂の喫茶店に行きました。レコードのプレイヤーがあり、民謡がかかっていました。レコードは音質が違い、いいものですね。懐かしく聴き入ってしまいました。

 

 
 
 先日は、お足もとの悪い中、定員以上のお客様にお越しいただき、ありがとうございました。
一部、二部とも無事に終了致しました。
 前回、弾いているところが見えずに残念との声があり、今回はCOZAの間さんが手作りの舞台を作ってくださいました。
 次回、第3回目の公演、5月26日(土)から第6回までの公演時間が変更致します。
 第1部 12:30~
 第2部 15:00~
になります。よろしくお願い致します。

3月
22
北前船

 

 4月28日に二俣川にある旭区民文化センター「サンハート」でライブをします。その中の演目で『渡り風〜北前船の物語〜』をします。
 去年から準備をすすめ、北前船について、いろいろと勉強してきましたが、先日ついに模型を購入しました。お話しを書いてもらっている渡辺さんから、「北前船の模型がある」と聞いてはいましたが、完成できるか不安だったので、迷っていました。

 説明を見ると、中級クラスで完成まで70時間必要とのこと。送られてきた説明書をよく見ると、パーツを切り出したり、溝を彫刻刀で彫ったり、板をお湯に浸けて曲げたり…と、かなり大変そうです。

 4月28日のライブ当日、皆様の前に、完成した北前船をお披露目することができるでしょうか。
 はたまた、箱だけの展示!?になることか…こうご期待下さい。
 作成の様子は今後ブログでアップしていく予定ですので、お楽しみに!!

 先日、病院でロビーコンサートを行いました。

 病院の院長さんと奥様の、患者さんたちへの想いから実現しました。日頃、病気で来院する場所ですが、少しでも、気持ちが明るくなるようにという願いが込められています。

 秋にも、ロビーコンサート行う予定です。他の楽器とのコラボレーションを予定しています。皆さん、お楽しみに。

 第9回文化庁「文化交流使」活動報告会に行ってきました。
師匠の澤田勝成先生は平成23年2月20日~平成23年3月20日まで、文化交流使として中国で活動してきました。日頃、お話は伺っていましたし、凱旋ライブの際は、珠の音会もお世話になりました。
 
報告会では、8名の先生方の講演、実演、パネルディスカッションがあり、大変興味深いお話が聞けました。
 
俳人の黛まどか先生のお話はわかりやすく、ユーモアがあり、時間が経つのも忘れて聞き入ってしまいました。「型」の重要性のお話は日本文化には共通のことであり、海外で理解してもらうための工夫や大型ワークショップの開催など、精力的に活動したことが伺えました。そして、活動報告書の中に次のような言葉があり、感銘を受けました。
 
「日本の伝統文化は引き算の美学の上に成立する。言わないこと、省略することによって育まれる余白の豊穣を、私たちは忘れてはいないか。物欲は次の物欲を生むだけで、決して充足感を与えてくれない。」
 
帰りに著書の「引き算の美学」を購入しました。
 
囲碁棋士の安田泰敏先生は7カ国の学校、障碍者施設を訪問し、体験談は友愛と慈しみの心を感じました。先生の人柄と心のあり方が、人々の心を開いていったのではないかと感じました。
 
書道家・刻字家の薄田東仙先生がパネルディスカッションの中で杉原千畝領事のお話をされていました。イスラエルの大学で先生の講座を受講するきっかけが、母を助けてくれた国の人はどんな方だろうと思って応募したとのことでした。イスラエルの人たちの思いが伝わってくるようでした。
 それぞれの専門分野を生かした、講演、実演は感動と刺激を与えてくれました。
実際に世界の人々と交流してきた、先生方は視野が広く、生き生きとしてみえました。