三味線日和

津軽三味線教室【珠の音会】会主澤田成珠(さわだなるみ)のブログです。

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アーカイブ:‘三味線’

2月
9
学校公演
 

 学校公演に行ってきました。体育館へ行くと、天井まで届くような大きな竹が二本、立っていました。日本を思わせるセットは、子供たちの心にきっと印象深い思い出になったのではと思います。

 六年生の子供たちがお箏の演奏をしてくれました。お箏の前に正座して、演奏に集中する様は、観ていて清々しい気持ちになりました。

 お箏、尺八、ピアノ、サックス、語り、津軽三味線で構成された舞台でした。子供たちも参加して、楽しい舞台となりました。

 
 

津軽三味線ライブ「あいの風」にお越しいただきまして、ありがとうございました。

当日は地震があり、心配しましたが、第1部も、第2部も満員御礼でした。寒い中、ご来場いただきまして、ありがとうございました。キャンセル待ちの方もいらっしゃったようで、本当は全員に聴いていただきたい気持ちでいっぱいなのですが、3月に違う演目でまたライブをしますので、是非そちらにお越しいただけたらと思います。

アンケートにも、たくさんの方にご協力いただきまして、ありがとうございました。皆様からの感想など参考に、次回の公演で生かしていきたいと思います。皆様の声が私たちの大きな励みになります。

次回、3月は「渡り風(わたりかぜ)」~北前船~の物語~、今回とは変わり、海の男の物語です。チケットも好評発売中です。よろしくお願いいたします。

1月
27
新年会
 先日、こうよう親の会の新年会にお招きいただきました。
 私たちの他にフラダンスの方たちもいらっしゃいました。
フラダンスを見たのは初めてでした。
ハワイの曲以外に「涙そうそう」「上を向いて歩こう」も踊っていましたが、手の表現が柔軟で美しく、様々な表情がありました。後ほど、先生から説明があり、ハワイは文字を持たない文化だった為、手話で子孫へ伝えたいことを伝承してきたそうです。現在の手話と同じ表現もありました。何となく盆踊りの手のしなやかさと似ていると感じました。最後に全員参加で童謡の「チューリップ」を踊りました。動きはゆったりしているように見えましたが、踊ってみると、なかなかうまく踊れず、丁寧に教えていただきました。みんなで楽しいひと時を過ごしました。
 フラダンスは神に捧げる儀式の踊りで太鼓のリズムに合わせ、もっと激しかったそうです。また、神々の物語も踊りによって伝承してきました。今一般に見られているものは、感情豊かに愛を表現したり、自然を優しく唄いあげるものだそうです。
歴史の中で、踊ることを何十年も禁止された時期もあったそうです。悲しい歴史を乗り越えて、古代の人の想いを伝えています。

 先日、某ホテルで行われた寄席に出演させていただきました。
お招きいただきありがとうございました。
 このホテルには、夜景の見えるレストランがあり、ベイブリッチなど、横浜みなとみらいを一望できました。
当日は、とても空気が澄んでいて、とても綺麗に夜景が見えました。
夜景は残念ながら写真に撮ることはできませんでしたが、演奏風景を掲載します。

津軽三味線ライブ『あいの風』

津軽三味線ライブ『あいの風』

新年あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願い致します
元旦
 昨年は、災害が多く暗いニュースが多い一年でしたが今年は元気を取り戻す一年にしたいですね。
 さて、珠の音会のホームページでもご案内させていただいておりますが、来年1月から11月まで、奇数月第4土曜日に津軽三味線ライブ「あいの風」を全6回で行います。
会場は、横浜市港南台にあります、COZAの間という画廊です。とても素敵なところです。ジャズライブを行ったり他にも、色々な文化・芸術を発信する場所として力を入れられてます。

 COZAの間さんで定期的に行っている音カフェで、震災を忘れない為の企画を、というお話しから、今回のような形で実現しました。
 毎回違う民謡や東北に関わる物語を交えながら、語りと演奏を楽しんでいただきます。

1月は、『化粧雪(けわいゆき)』~ある瞽女の物語~、目の不自由な女性の芸人だった瞽女さんの物語。少しせつない物語です。

3月は『渡り風(わたりかぜ)』~北前船の物語~、弁財船と呼ばれた行商船の物語。威勢の良い海の男衆と弁財船の「私」が摂津から北の港まで旅するお話。脚本をお願いした渡邊みやこさんの完全オリジナル作品です。

5月は『ぼさまの木』(秋田県民話より)亡くなったぼさまを懇ろに弔ったことから始まる不思議と子供達に幸せがくる昔話。
 お菓子も東北のものを用意する予定です。
お楽しみに!!
詳しくはホームページに掲載してますのでご覧下さい。今年も頑張りますのでよろしくお願い致します。

12月
28
笑顔
おきあがり小法師(起姫)

おきあがり小法師(起姫)

 

 福島アクアマリンは、現在、震災前の七割の魚が戻ったそうです。先日、飼育員さんの奮闘を取材したニュースをみました。
 震災前、一番人気のあったのはメインの大水槽でした。この水槽の見所は、カツオに驚いたイワシの群れが作る、大きな竜巻きでした。このイワシの群れは、福島の豊かな海を象徴し再現していました。
 しかし、震災により、この大水槽でもたくさんの魚が死にました。飼育員さんは、毎日毎日、魚の死骸を拾いながら、もう一度再建できるのか悩んでいたそうです。それを支えたのはアクアマリンの開園を待つ人達から寄せられた、たくさんの手紙だったそうです。
現在、アクアマリンは震災の復興のシンボルとして七月に開園しました。
 そのなかでメインの大水槽に再び、福島の豊かな海を再現するためにどうしても必要なイワシを静岡から運び入れ、カツオを奄美まで捕獲しに行く飼育員さんの奮闘する様子を取材していました。
 この秋に、メインの大水槽は震災前の水槽と同じに、イワシの竜巻、カツオの群れを見られるようになりました。訪れた人達は、どの人の顔にも笑顔がありました。
 復興とは、一人一人が生活できる環境を整えることだけではなく、文化に触れること、今まで遊んだり、親しんだ場所が元に戻ることまでが復興なのだと、今回の取材を見て改めて感じました。
一日も早く、多くの人に、笑顔が戻る日が訪れることを願わずにはいられません。


 12月9日に二俣川にある旭区民文化センターサンハートで行われた、師匠の「東日本大震災チャリティー平成22年度文化庁 文化交流使 津軽三味線 澤田勝成中国凱旋ライブ」に珠の音会として出演致しました。
ご来場ありがとうございました。
 演奏の様子と終了後、師匠と一緒に撮った写真を掲載します。

 先月は、瓢山会尺八演奏会にお招きいただきまして、ありがとうございました。
今回、津軽風土記という曲を演奏しました。
 その時に虚無僧が登場しました。時代劇などでは、よく虚無僧姿は出てきますが、実際に見たのは今回が初めてでした。
演奏終了後に一番気になった深編笠(天蓋)を被らせていただきました。頭に被ると、とても軽く、思っていたよりも前がしっかり見え、草の良い匂いがしました。深編笠(天蓋)を被って演奏すると、お風呂場で歌っている時のように、心地良く尺八の音色が響いて聞こえ、気持ち良く吹けるそうです。被って撮った一枚を掲載します。

 10月9日第8回津軽三味線全国大会が神戸で開催されました。
 珠の音会では、個人戦4名、団体戦2チームがエントリーし、夏休み前から練習を重ねてきました。
結果は、私が一般女性の部で準優勝することができました。ご指導いただいた、澤田勝成師匠、ありがとうございました。そして、当日、応援に駆けつけてくれた会員の皆様、ありがとうございました。差し入れもおいしくいただきました。
 珠の音会の皆さん、大会お疲れさまでした。
 残念ながら、結果にはつながりませんでしたが、大会に臨むまでの過程が大切です。練習を重ね、努力したこと、仲間と共に過ごした日々は楽しい時間でした。大会に臨むことにより、次の目標になったり、自信を無くしたり、満足感を得たり・・・自分の生きている道を、努力している事を、何で計れば良いのか解らない時代だからこそ、大会は良い経験なのだと思います。

 結果が出なかったこと、思うように弾けなかったことを胸に、輝きは自分の中にあることを感じたもらえたら幸いです。「感動目指して、自分は頑張る、みんなと頑張る」感動はいつも自分の心の中にあります。そして、同じ気持ちをメンバー全員が感じたのです。これからも、初心を忘れず、精進していきましょう。

 

 珠の音会では絆纏を着て演奏をしています。絆纏を創る時、お店に通い、いろいろとお話を聴きながら、こだわって創りました。
 お店で話をしながら、絆纏にこめられた意味を詳しく知りたくなり、自分なりに調べてみました。
 絆纏とは庶民の仕事着、作業着として使用されていたそうです。
絆(きずな)を纏める(まとめる)と言う意味で、強い精神的結束を表現するため、背中と襟に集団の名前や代紋を染め抜いています。
「背縫い」にするのが正式な形で藍染めが主体となります。
 珠の音会に所属しているという、絆を感じ、仲間どうし、助け合うこと。そして、着る事を許されているという誇りをもち、自分勝手な行動は慎み、謙虚に行動してほしいと願っています。
 今週は神戸で津軽三味線全国大会が行われます。珠の音会は団体戦に2チーム、個人戦に4名がエントリーしました。たくさんの練習を重ねてきたことを胸に、心を一つにして、良い演奏ができるように頑張りましょう。その先に、大きな感動と喜びが待っています。 
 「感動目指して、自分は頑張る!みんなと頑張る!」