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緑の中にある美術館の案内
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展覧会の様子
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久しぶりに食べました
今日は新潟市美術館に行って来ました。北海道の涼しさとは打って変わり、新潟は晴れて、蒸し暑い天気でした。
アール・ブリュット・ジャポネ展という、企画展を行っていました。
パリ市立アル・サン・ピエール美術館で開催された展覧会の一部を紹介していました。
この展覧会は独学者や子ども、障がいのある人たちが制作した、自由で純粋な作品が展示されていました。
平日のため、人の少ない静かな美術館で、作品に向き合っていると、作者の息遣いまで感じられました。魂の叫びのような作品もあり、胸が痛く苦しくなる作品もありました。画面上で自由に純粋な気持ちを表現したものもあり、リズミカルで楽しいものもありました。
そして、新潟市美術館 コレクション展では版画の展示を行っていました。こちらは、収蔵作品の展示です。
皆さんご存知の棟方志功、池田満寿夫などたくさんの作品が展示されていました。版画にはたくさんの技法があり、木版、銅板、リトグラフ、シルクスクリーンどの技法もみることができました。美術鑑賞のあとは、スポーツクラブに行って来ました。船内では、どうしても運動不足になってしまうため、久々に身体を動かしました。
とても綺麗なスポーツクラブで、マシーンも使いやすく、お風呂も露天風呂までついて充実していました。
夕飯は大好きなお刺身を食べました。仕事中は生ものを避けていたのですが、我慢の限界。思いっきり食べちゃいました(笑)写真の内容で980円、海が近いので新鮮です。
出船まで時間があったので、みなとぴあ新潟市歴史博物館に行ってきました。
新潟県は7月28日からの集中豪雨により、水害にあいました。私は演奏のため、8月2日から新潟県に来ていますが、どうなることかと心配していました。途中、あちらこちら、道路に泥が残っており、冠水したことがうかがえました。
歴史博物館に行くと、ジオラマや映像で新潟県をわかりやすく紹介していました。新潟は古くから「水の都」と呼ばれ、水害を克服し、水の恵みを享受し発展してきました。
ミュージアムシアターでは三本の映像が紹介されていました。私は「あまのてぶり」という映像を観ました。初代新潟奉行川村修が描かせた風俗絵巻「あまのてぶり」を基に、幕末の新潟をわかりやすく映像化していました。祭りのにぎわい、もてなしの文化、働く女性など新潟の文化と伝統をわかりやすく勉強できました。新潟は女性がしっかりしていて、働き者だったため、独り立ちした女性が多くいたそうです。現代に似ていて、男性に依存しない自立した女性が多く、それを奉行が嘆いたなどというエピソードも残っているそうです。
展示で、私の印象に強く残ったのは、二つありました。
一つは北前船についての展示。北前船という呼び方は近畿地方の人の言葉で、新潟では回船(かいせん)と呼んでいたそうです。船の模型と共に展示してありました。この船が物資だけでなく、唄も運んだのかと思うと感慨深いものがあります。九州の牛深ハンヤ節が、船頭さんたちにより伝えられ、新潟で「佐渡おけさ」、津軽に入り「津軽あいや節」に変化しました。
もう一つは新潟県出身の芸能人のレコードを展示していました。
小唄勝太郎さんのレコードが展示してあり、「佐渡おけさ」、「東京音頭」などを聴くことができました。色っぽい唄声に聴き入ってしまいました。
隣をみると、寿々木米若(すすきよねわか)さんの「佐渡情話」も聴くことができました。こちらは浪曲師です。私は、浪曲も大好きな芸能の一つで、数話、iPodに入れています。
この「佐渡情話」は佐渡おけさの歌詞で始まり、佐渡に伝わる島の娘と他国の男との悲恋の物語を語ります。民話と民謡から新たなジャンルの物語が生まれるなんてとても素敵だなと思いました。
新潟を訪れたのは今年で3回目ですが、なかなか地域の博物館など訪れる機会がなかったので、今回このような機会に恵まれ、少し新潟という場所を近くに感じることができました。