夏祭りで珠の音会が津軽三味線の演奏を行いました。
猛暑も一段落し、過ごしやすく、地元の皆さんのご協力のもと、模擬店は全て自治会の方が行い、とてもアットホームなお祭りでした。
今回、三味線の演奏他、民謡を唄いました。唄は、車いすの方も手拍子で参加でき、笑顔がこぼれているのが嬉しく、楽しい時を共有することができました。
この日、近所に住む生徒さんがお母さんに縫ってもらった浴衣で遊びに来てくれました。 「お母さんが縫ってくれた」ととてもうれしそうに話していました。桜の柄に絞りの帯がとっても似合っていました。
演奏後、みんなで一緒に半被のまま盆踊りに参加しました。手運び、足運びが意外と難しく、大人はこの一連の 動きに翻弄されていましたが、子供の方が柔軟に、上手に踊っていました。盆踊りを踊ったのはとても久しぶりのことです。
今年は震災があり節電のことなどで自粛する自治体が多いと聞いています。
こんなときだからこそ、子供も大人も一緒に楽しめる行事を自粛せずに行ってほしいなと、心から思いました。
今回嬉しかったことがもう一つありました。それは、私たちの演奏を見て手作りの浴衣で遊びに来てくれた子がお母さんに、どうしたら櫓に上がり、一緒に弾けるのか聞いていたそうです。来年、またお祭りで弾く機会があったら、是非、一緒の舞台で弾きたいですね。櫓に上がる、大人の姿をみて、憧れる。そして目標になる。そんな、当たり前のような、でも失いかけている、日本の伝統を感じました。
珠の音会は日本の伝統を大切に、半纏にこめられた絆を感じながら、成長していけたらと思いました。
夏のお祭り、盆踊り、今までと一味違う素敵な思い出になりました。